理念(Philosophy)
神経発達を、
「正しく理解する文化」を社会に根づかせる。
一般社団法人 日本ニューロリプログラム協会は、
神経発達に関する知識を、
特定の立場や方法論に偏ることなく、
誰もが冷静に理解し、対話できる土台として社会に広げることを理念としています。
私たちは、
「変える」「正す」「治す」ことを目的とするのではなく、
理解が深まることで、関わり方が自然に変わっていく
そのプロセスを大切にしています。
私たちが向き合っている課題
神経発達に関する情報は、
近年さまざまな分野で注目される一方で、
- 情報が断片的に扱われる
- 不安や焦りを煽る形で語られる
- 正解や方法論だけが強調される
といった状況も少なくありません。
本協会は、
そうした状況の中で生まれやすい
誤解や対立、不必要な自己否定を減らし、
「理解を軸にした対話」が可能な環境を整えることを使命としています。
ビジョン(Vision)
理解が先にあり、
行動はそのあとに続く社会へ。
私たちが目指すのは、
神経発達というテーマが、
特別な専門領域として切り離されるのではなく、
- 家庭
- 教育
- 支援
- 日常の関わり
の中で、
自然に共有され、活用される社会です。
神経発達を理解することが、
誰かを評価するためではなく、
人と人がより穏やかにつながるための
共通言語となる未来を描いています。
協会が大切にしている価値観
本協会は、以下の価値観を活動の軸としています。
- 理解を急がないこと
- 一つの正解に固執しないこと
- 背景や過程を尊重すること
- 対話を通じて考え続けること
神経発達をめぐる学びが、
不安や競争を生むものではなく、
安心と納得を育むものであるよう、
私たちは常に姿勢を問い直しながら活動しています。
教育・学習としての位置づけ
本協会の活動は、
医療行為・診断・治療を目的とするものではありません。
神経発達を
教育・学習・理解の対象として扱い、
その知識をどのように活かすかを考える場
を提供することを目的としています。
判断や選択は、
それぞれのご家庭や現場、
そして個人の責任に委ねられるものであるという立場を
本協会は一貫して尊重しています。
これからも変わらないこと
社会や環境が変化しても、
本協会が大切にする軸は変わりません。
- 理解を置き去りにしないこと
- 人を単純に分類しないこと
- 不安よりも納得を大切にすること
神経発達をめぐる学びが、
人を追い詰めるものではなく、
人を支えるものとして存在し続けること。
それが、
一般社団法人 日本ニューロリプログラム協会の
揺るがない理念です。
関連ページ
- ▶︎ 協会の立場と責任
- ▶︎ ニューロリプログラムとは
- ▶︎ 協会の概要